アラフィフ手前で自転車沼に嵌ったオッサンらいだぁ~

見たまま自転車に嵌ったオッサンのサイクリング日記です。

オッサンらいだぁ~、少し高い所を目指してみる。

みなさん、こんにちは!

 

前回、クロスを買って1ヶ月でロードを買うという暴挙に出た訳ですが、その際、店員さんとの会話で、

「これってヒルクラではどうなんですか?」

「そうですねぇ…。」店員さんがクランク辺りを見て、

プロの人達がヒルクラの時によく使うサイズのクランクですので、まぁ…ヒルクラでも十分大丈夫ですよ。」

なんだか歯切れ悪い…?

「今、コンパクトクランクが流行りなんですが、これはセミコンパクトですね。」

この頃のフロントギアの流行は50/34のコンパクトクランクでインナーが34T。私が買ったFOCUSは52/36のセミコンパクトクランクでインナーが36Tなので、周りの自転車と比べたらヒルクラでは重いギアを踏まなければなりません。

「だとすると、クロスと比べたら登りにくい?」

「まぁ、クロスのインナーギアの方がギア比が軽くなりますので、登りやすいですけど、スピードはでませんから。」

「それは、重いギアを踏めるように脚力をつけろって事ですね。」

ヒルクラをするんでしたらある程度脚力を付けないといけませんけど、自転車自体は軽くなりますからプラマイゼロぐらいですよ。」

そんなテキトーな話…(^^;

まぁ、楽して坂を上る事は出来ないってことですね。

ただ、クロスの方が登りやすいと言われても、まだ、クロスでヒルクラをした事がないので、どのぐらい登りやすいのかサッパリ分りません。

 

という事で、次の日、そのクロスで峠を登ってみることにしました。(^^

登ってみる峠は初心者峠の代表格大垂水峠

スペックは距離3.6km、平均勾配4.9%、最大勾配10%

正直、勾配のパーセンテージを見てもその頃はピンときません。

とりあえず、3.6km走れば終わるんだなw

 

ただ、峠は3.6km走れば終わるんですが、そのスタート地点に行くまでに50km程あります。たとえ大垂水峠に恐れをなして逃げ帰って来たとしても100kmのライドは確定します。(^^;

遠いなぁ…。

スタート地点に到着した時点で疲労困憊になってないか心配だ…。(^^;

 

ルートは多摩サイを遡上して、国道20号線に入ってひたすら真っすぐ。

で、丸子橋から多摩サイに入ったんですが…

向かい風がキツイ!(><;

20kmちょっとでいっぱいいっぱいです。

ここで足を使ってはダメだとは思うんですが、脱力すると15kmぐらいまでスピードが落ちてしまい、そうなると多摩サイを抜けるだけで2時間以上掛かってしまうので、やはりある程度力を入れて漕がなければなりません。

なんとか20号線に到着。

”疲れたし、もう帰ってもいいんじゃない?”という悪魔の囁きが聞こえます…。(^^;

暫し多摩川をボォー( ゚Д゚)と眺めながら、休憩…。

足がある程度回復したので20号線を走り始めます。

20号線からは風も無くなりいい感じで走れます。\(^o^)/

八王子を抜けて、高尾を目指しますが、やっぱり遠いなぁ…。(^^;

やっと高尾駅の前をすぎて程なく登り始めます。

少し緊張してきます…。

高尾山インターを過ぎるとやや傾斜が強くなります。

橋があったので、自転車を止めて休憩。

"あみのばいたるちゃーじ”を補給。

(これ、効くのかなぁ…。どのぐらいで効くのかなぁ…。)

5分ほどで効いてきた様な気になったので、ストレッチをしながら、これから始まる本格的な?ヒルクラに向けて集中力を高めます。

ただ、傍から見ると怪しい動きをしているオッサンに見えたかもしれません。(^^;

 

そして、ヒルクラスタート!

今回ヒルクラをするにあたり、決めていたことがありました。

クロスのフロントギアは3枚あり、2枚目のギアは36T。つまり、前日購入したロードのインナーと同じ歯数なんです。なので、2枚目からはギアを落とさない事。

クロスのインナーに落とさず登れれば自信が付くような気がしたんですね。

とりあえず、いきなり飛ばし過ぎず、一定のペースで登り始めます。

始めの内は斜度は大した事はなく、川のせせらぎがいい感じだぁとか、鳥の声が聞こえるとかなんだか余裕ぶってられるんですが、進むにつれてだんだんと斜度が上がってきます。一定のペースで…と考えていたんですが、斜度と一緒に心拍と息が上がってしまい、もう何がなんだかグチャグチャです。(><;

すると後ろから

「こんにちはー!」

と元気よくロードが2台抜いていきます。

私はもう息も絶え絶えな状態でなんとか答えようとするんですが、

こ…ゼェ…にち…ハァ…わぁ…」

バビューン!とダンシングで遠ざかる2台に私の挨拶が聞こえたかどうか分かりません。(^^;

アレ?3.6kmってこんなに長かったっけ…(@@;

先が見えないというか知らないので、自分がどれぐらいを走っているのか分からなくて心が折れそうになります。

そして、斜度がまた上がってきた…(><;?

も、も、もぅこれはマズイ!

 

インナー封印解除!!w

 

スゲェー!クロスのインナーってこんなに軽いんだ!

でも進まない!w

 

すると、程なく斜度が緩くなって大垂水峠の看板が!

 

つ、着いたぁぁぁぁっ(><;

 

息が上がりまくって足もガクガクです。(^^;

自販機があるのでスポーツドリンクを1本購入。一気に飲み干します。

が、咽かえります…。(^^;

 

とりあえず、一息つくと初めて峠をクリアした達成感が湧いてきます…が、

これで初心者向けなのか!?(@@;

恐らく、心拍の猛烈な上がり具合と足のガクブル具合は高校の部活の合宿以来じゃないでしょうか?(^^;

その場で吐かないだけでもマシか?

 

正直、初心者向けと聞いて、初心者が楽々と登れる峠だと勘違いしてました。

初心者でも挑戦できる峠だと理解した方がいいみたいですね。

 

とりあえず、足のブルブル具合が治まったのでダウンヒル開始です。(^^

 

おお…、おおっ…、おおっ!…おおおお~っ!

気持ちイイぃぃぃぃっ!!!\(>▽<)/

 

初めてのヒルクラなので、長時間自転車で坂を下るという行為も初めてです。

これも、ヒルクラのご褒美の一つなんですね~(^^

ただ、調子コイてるとやっちまったぁ~となる怖さもあるので、ほどほどにします。

 

至極のダウンヒルタイムは5分ほどで終了。

また漕がなければなりませんが…

 

足が動かない…(@@;

 

足のガクブルが止まったので、もう大丈夫だと思ったのですが、足は全く回復してませんでした…。(^^;

少しルートの確認をしつつ休憩をします。

 

足は重いものの動くようになったので、相模湖を少し回りつつ津久井湖を目指します。

 

が!相模湖の周りはアップダウンの連続、あ、足が回りません…(><;

大垂水峠前には使わないと決めたインナーを解放しまくりですw

売り切った足での相模湖周辺は過酷です。(><;

いや、今だったらそうでもなのかもしれませんが、当時はいっぱいいっぱいの状態で、もう坂道なんて見たくないって心境でした。(^^;

 

どうにかこうにか津久井湖までたどり着きファミレスで食事兼大休憩をとる事に。

 

メシが旨い!!(>▽<)ノ

 

別に大したものは頼んではないんですが、空腹と疲れでメシウマが通常の3倍増しです。(^^

ドリンクバーを頼んでもいつもはウーロン茶だったり、ブラックコーヒーだったり糖分を摂らないんですが、この時は普段飲まないメロンソーダーだったりHI-Cピーチだったり糖分を大摂取しますw

 

1時間強休憩して、とりあえず多摩川を目指します。

調べて決めたルートは野猿街道

町田街道から16号線を若干登りますが、野猿街道に入ってからはやや下ってるのか、スピードに乗り30km前後で走れます。

信号で、女性のローディが居たので、このスピードだったら、ロードに付いていける!

…と思ったんですが、女性ローディは推定35km以上で走り去っていきます。(^^;

 

しばらく孤独にペダルを漕いで多摩川に到着。

さぁ、朝は向かい風。帰りは至極の追い風タイムだぁっ!!

 

あれ…?

 

なんで…?

 

なんで、また向かい風なんだぁぁぁっ!(><;

 

多摩川あるあるですね。

午前は川上から川下の風。午後は川下から川上の風が多いので、行きも帰りも向かい風になる事が多いんですね。

初めてのヒルクラで足が売り切れてるってのに向かい風は気が遠くなりそうです。

なんとか、体に鞭打ってようやく丸子橋に到着。

いつものように多摩川をボォー( ゚Д゚)と眺めて休憩。

自宅まであと少しというところなんですが、坂道をいくつか越えなければならないのでなかなか、体が動きません…。(^^;

 

まあ、それでも、そのままここに住み着くわけにはいかないので更に体に鞭打って帰り始めます。

もう足は動かないので、坂道はインナーですw

 

なんとか普段より時間をかけて自宅に到着。

 

走行距離は122km

 

もう、クタクタというか体が軋みまくりでした。

 

初のヒルクラだったんですが、足つきなしでクリアは出来たものの、なんだか自信が付いた!という感じではありませんでした。どちらかというと、この体力で、ロードを乗りこなせるんだろうか?という気持ちでした。

 

まだまだ、トレーニングが必要だなぁ…とつくづく感じるライドでした。

 

 

駄文読んでいただきありがとうございました!