アラフィフ手前で自転車沼に嵌ったオッサンらいだぁ~

見たまま自転車に嵌ったオッサンのサイクリング日記です。

オッサンらいだぁ~、聖地へ向かう。

みなさん、こんにちは!

 

年末年始休みは、三浦半島へ行き、湘南へ初日の出を拝みに行き、正に自転車三昧。さぁ、2日、3日はどこへ行ったか?

 

……どこにも行ってません。(^^;

 

まぁ、東京に引っ越して来た時、正月は是非やってみたい事がありまして、それをやりました。それは何か?

 

箱根駅伝を生観戦!\(^o^)/

 

往路・復路共に行きましたよ。(^^

往路は鶴見で花の二区を観戦。

復路は大井町で最終区を観戦。

 

いやいや、想像以上に速いですね~。

目の前をあっという間に走り去っていきます。

鶴見ではスマホを構えてみたものの、フレームに収まりません。(^^;

なので、大井町ではタイミングを計算してシャッターを切りました。

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何とか収まった!\(^o^)/

写真はご存知”青学”。

この後、後続がなかなか来ないので、周りはかなりザワつきましたw

”青学”すごいですね。他校と次元が違う。

 

という事で、あとはマッタリ過ごした年末年始休暇でした。

 

年末年始休暇明けて3日働いたら、また休みです。

当然、ライドに出かけない訳がない!(^^

ただ、どこへ行くか?

ネットで色々サイクリングの目的地を調べるんですが、正直どこへ行ったらいいのか分かりません。

そこで、ふと思いついたのが……

 

ヤビツ峠

 

私が自転車沼に嵌ったキッカケの一つろんぐらいだぁす!にて亜美ちゃんが1回目は敗北して、ロードを手に入れてからリベンジを果たした峠です。

亜美ちゃんがクリアできるんだから自分にもクリアできるんじゃね?という相変わらずの虚構を現実に置き換える阿保な思いつきです。(^^;

とは言え、このヤビツ峠、関東のロディーの間では知らない人はいないと言われるほどの峠です。いわゆるヒルクライマーの聖地と言われている峠です。そう言う点でも以前から行ってみたいと思っておりました。

 

では、どこにあるのか?

”THE地方出身者”は知らないので、グーグル先生に尋ねます。

秦野…?秦野ってどこら辺だっけ…?

地図で調べてみると……

 

自宅から60km弱……遠いなぁ…。(^^;

 

ヒルクライムする前に脚が終わりそう…。(^^;

いや、でも待て。

以前、大垂水峠に挑戦した時が、ヒルクライムスタート地点まで50km…。

それを考えれば……

 

なーんだ、10km弱足せばいいだけじゃん!\(^o^)/

 

ええ、分かってます。もう距離感がぶっ壊れてます。(^^;

 

スタート地点に行くだけで、120kmがほぼ確定してしまうんですが、まぁ、この前も140km走ってるし、どうにかなるだろうと安易に考えます。

 

ルートは色々悩みましたが、ほぼ分岐なしで行けるR246。

またもや、中原街道は通りたくないという消去法です。(^^;

 

朝は早めに7時に出発。丸子橋から二子玉橋まで多摩サイを行き、そこからR246に入ります。

一度走ってる道なので、以前よりは楽に走れます。境川に着いた時には、もう着いたの?といった感じでした。

なので、そこから30km強の距離は結構いい感じで行けるんじゃね?と気楽に考えてました。

大好きな境川の入り口で暫し休憩を摂ったら再出発します。

少し道なりに走って行ったら、あれ?トンネルだ…。

とりあえず、自転車は通行禁止になってなかったので、そのまま入りますが……

 

狭いぃぃっ!長いぃぃっ!(><;

 

この”下鶴間トンネル”というんですが、何故自動車専用でないのか不思議なくらい路肩は狭く、R246なので、車はぶっ飛ばしてきます。そして、長い!

後ろから大型に煽られながら、必死に漕ぎます…。(><;

正直、トラウマレベルの怖さです…。(--;

トンネルを脱出できた時は心身共にかなり消耗してしまいました。(^^;

 

まぁ、気を取り直して漕ぎますが、そこからが長い。

座間市を抜け、海老名市を抜け、相模川を渡って厚木市を抜け、やっと伊勢原市…。

伊勢原市に入ればあと少しだ…って感じなんですが、そう言えば、ヤビツを登る前に脚を削られたとかいう記述をどこかのブログで見た様な…?

ん?なんだか坂道がずーーーーっと続いているのが見える…。

これか!(@@;

決して楽には登れそうにない坂がすっと続いているのが見えます…。

坂に弱い人なら回れ右をしてルート変更するか、帰るかもしれません…。(^^;

善波峠という峠で、スペックは1.9km 平均斜度5.8%。

いやぁ、ヤビツ前にこんなのヤメテくれよと言いたい所ですが、文句を言ったところで、山が無くなる訳ではないので、黙ってクランクを回し続けます。

終始斜度が変わらず、ほぼまっすぐな道なので、あ~ダルイって感じです。(--;

トンネルに辿り着いた時は足は終わってました。(><;

そこから少し下ると名古木のセブンイレブンなんですが、到着した時にはもう疲労困憊で、ヒルクライムができる状況ではありません…。(><;

 

1時間ぐらいセブンイレブンくたーとなってました。(^^;

その間、色んなロディーがやって来ては、アタックを始めますが、みんな速そう…。

何だか自分がいるのが場違いな気がして、思わず尻込みしてしまいます…。(^^;

とは言え、スタート地点まで来たのだから、脚が回復したら、とにかく脚付きなしを目指してスタートする事にします。

 

ヤビツ峠のスペックは平均斜度5.9% 最大斜度13% 距離11km 序盤の蓑毛の坂が10%越えが続くので、序盤が山場となる模様。

なので、序盤に頑張りすぎず、中盤緩くなったら、脚付きなしを目指してペースを崩さないように走る事にします……

なーんて言っても、自分が11kmをどういうペースで登れるかなんてサッパリ分らないので、とにかくきつくなったらインナーローで耐える事だけを決めて登り出します。(^^;

 

登りだして、しばらくは斜度は思ったほどではなく、平地があったり、やや下りがあったりで、やや拍子抜けした感じだったんですが……

あれ?なんかペダルが重くなってきた…?

ああ、前をみると明らかに斜度が上がって、ずっと続いてる…。(^^;

蓑毛の坂に差し掛かった様なので、インナーローで無心にペダルを回す事だけを考えます。

ん~キツイ!(><;

でも、登れない事はありません。

1月ですが、汗が噴き出してきてアゴから滴ってきます。

呼吸も乱れまくるので、なんとか深呼吸する事を心掛け呼吸が浅くならないようにします。

ああ、道路に丸い印がいっぱい…。(^^;

斜度はさほど変わってないんですが、激坂の印はメンタルに攻撃をしてきます。(^^;

印が無くなったところで、ようやく斜度が緩くなります。

でも……

脚が回りません!(><;

多分、全行程の1/3ぐらいなので、あと2/3…。

登れる気がしません…。(^^;

なんとか気力だけでペダルを踏み続けます。

いや、踏むだけではダメなんだ…。

ペダリング…?

どうすんだっけ?

休むダンシングなんて技もあるんだっけ?

呼吸は深く吐いて、体の二酸化炭素を出し切って、新鮮な酸素を取り込んで…。

えーと、体幹はブレない様にして…。

ブレなかったらどんな効果があるんだっけ?

もう、頭の中はグチャグチャです…。(^^;

3台ぐらいロードに抜かれました。

みんな元気よく「こんにちはー!」と挨拶をして抜き去って行きます。

なんとか挨拶を返しますが、なんでそんなに元気に登れるんだぁ?(@@;

 

そんな中、横に目をやると、秦野の街が広がってるのが見えます。

おおっ、結構高い所まで登って来たんだな!いい景色だ!(^^

なるほど、これがご褒美効果か!

少しですが、心肺・脚共に軽くなった気がします。(^^;

これなら誤魔化しながらでもイケルかも…?キツイけど…。

 

暫くすると、もう息も絶え絶えと言った感じですが、展望台が見えてきて、展望台をゴールにしてもいいんじゃね?とか考えたりしますが、もしかして、展望台があるって事は、頂上が近いのでは?と考えて踏ん張ります。

 

でも……ここからが長い!(><;

斜度は更にやや緩みますが、緩んでも脚は動きません…。

後で知ったんですが、ココからがあと1/3なんですね。(^^;

それでもここまで来たんだからと、もう意地だけで登り続けます。

それまでグチャグチャと考える事も出来なくなり、もうひたすらペダルを踏むだけです…。

途中、走らなければならない道が横に続いているのが見えて、心折れそうになりますが、終わらない登りはないと自分を奮い立たせて、ギリギリのところで踏ん張ります。

すると……

ああ、道の脇に車が駐車してるのが見える…。

車が駐車してる先、道が下ってる様だし…。

もしかすると、頂上?

もし頂上じゃなかったら、今度こそ心折れる…。(^^;

 

最後の気力を振り絞ってペダルを踏みこんで……

 

見えたぁぁぁっ!ヤビツ峠の看板がぁっ!\(>▽<;)/

 

タイム:1時間ちょうどw

 

初心者が、まずは目指す1時間丁度に脚付きなしで到着する事ができました。(^^

もう脚がブルブル震えて止まりません。(^^;

すぐに座ると足が攣りそうなので、暫くゆっくり歩き回ります。

ようやく、足の震えが止まったので、座り込みます…。

もう、動けねぇ……。(✖ ✖;

これから帰れる気がしないなぁ…。(^^;

座って補給食を摂ったりしますが、座ったが最後、立ち上がれる気がしません。(^^;

でも……

 

達成感は半端ないです!\(^o^)/

 

正直、名古木の交差点のセブンイレブンに辿り着いた状態では、とても登れるとは思わなかったし、その後も何度も心折れかかりそうになったので、自分を褒めたい気分です。

ようやく動けそうな気がしたので、よっこらせとパチリ!

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写真を撮ったら帰ります。

 

さぁ、至福のダウンヒルタイム!

なんですが、気力も削って登ってきたので、つい気も漫ろな状態になってしまうので、ゆっくり下ります。(^^;

いかん、もっと休憩して気力だけでも回復させないと…という訳で、途中の展望台”菜の花台”で休憩します。

ああ、これもヒルクラのご褒美なんだな…。

太平洋までキレイに見えてなかなかの絶景です。(^^

しばらくボォー( ゚Д゚)と眺めます。

はぁ…、帰るか…。

 

気力もある程度回復したので、至福のダウンヒルタイム再開です。

 

7km以上あるダウンヒルなので、長い!

下ハン握ってのダウンヒルなので、首が痛くなってきます…。(^^;

そして蓑毛の坂。

住宅街の中でスピードに乗ってしまうので怖い。(^^;

なんとか名古木の交差点に到着。

さぁ、あとはR246を帰るだけだ……なんですけど、まずは善波峠を登らねば……。(--;

 

脚が動かない…っていうか、左膝に違和感が…!(><;

善波峠の秦野側はそれほど長くないのですが、左膝の違和感があるので、右足に負担を掛けながら登ってしまいます。(^^;

なんとか登り切り、善波峠をくだったら、伊勢原市内のファミレスに立ち寄って食事です。

 

ああ、ハンバーグうめぇ!(>▽<)/

もう、ここに1泊して帰りたい。

 

正直、ファミレスのソファに座り込んだら、もう立ちたくないって思いました。(^^;

でも、当然ながら帰らない訳にもいかず、帰るルートでもっと楽に帰れないかと再検討してみますが、やっぱりR246しか無さそうです。

とりあえず、あの”下鶴間のトンネル”だけは迂回せねば…。(^^;

 

1時間強程休んで、それ以上休むと本当に立ち上がれなくなりそうだったので、気合を入れてファミレスを出ます。

 

ファミレスを出たら、またひたすらR246を走りますが、気力が萎えた状態で走るのにR246は辛すぎる…。(><;

車は多いし、その中で大型が多い。夕方に近づくと渋滞が始まるし、流れる部分のスピードは速い。

やっとこさ下鶴間トンネル手前まで到着。

ここは絶対にトンネルを避けねば…。

もし、この精神状態でトンネルに入ろうものなら、恐らくもう一人の人格が生まれるぐらい錯乱状態になるはず…。(^^;

と言うわけで、脇道に逸れます。

ただ、ここから先、どう行けばいいのか分かりません。

すぐにマップを確認すればよかったんですが、もうそんな事を思いつかないぐらいの気力になってました…。(^^;

少し迷ったところで、高速道路を発見。

東名高速道路

だったら、この道沿いに行けば、境川に出られるはず!

暫し東名沿いを走ると、やはり思った通り境川に出ることが出来ました。(^^

少し遡上すればR246に復帰できます。

ほんの数百メートルですが境川を走り、なんだかアウェーからホームグラウンドに帰ってきたようなホッとした気分になります。(^^;

R246に出る所で行きと同じく暫し休憩。

違和感がある左膝の様子を見ます。

ん~、これはヤヴァいなぁ…。(><;

もう、痛くなる寸前という感じです…。

とりあえず、ここから30km程、左を庇いながらの走行となります。

まぁ、30kmなので、そんなに長くはないし……。

 

長かった!(><;

 

左を庇いながら走っても、やはり程なく痛み始め、暫くすると、右膝までも痛くなってしまう事態に…。(><;

もう、ほとんどペダルを踏み込めません。

でも、R246は中原街道程ではないが、アップダウンが多い道…。

もう、フロントはインナーに入れて、ゆっくりでも足に負担がかからない様に走るしかありませんでした…。(^^;

 

なんとか丸子橋まで戻ってこれたら、いつものように暫くボォー( ゚Д゚)と真っ暗な多摩川眺めますw

 

なんとか19時過ぎには自宅へ帰れました。

 

総走行距離 140km

獲得標高 1500m

消費カロリー 4500kcal

 

もう、クタクタです。(^^;

クタクタですが、達成感はそれまでの中では1番でした。(^^

その代わり両膝やってしまったけど…。(><;

 

勢いだけで、やってしまったヒルクライム。やはりヒルクライムをやるにあたり、それなりの勉強はしておいた方だ良かったなぁ…という気がしました。

とは言え、両膝が痛くなってる最中、登りでは踏ん張りが利きませんでしたが、平地では脚に負担を掛けない状態である程度のスピードを出すことができました。

もしかすると、そこにペダリングのヒントがあったりするのか?

やはり”経験に勝る教師はいない”という事なんだといい方向に思う事にしました。(^^

 

さぁ、一週間後の休みにはライドをするために身体をケアしなければ!と懲りずに次のライドに思いを馳せるのでした。(^^

 

 

駄文読んでいただきありがとうございました!