アラフィフ手前で自転車沼に嵌ったオッサンらいだぁ~

見たまま自転車に嵌ったオッサンのサイクリング日記です。

オッサンらいだぁ~、地獄を振り返る。

みなさん、こんにちは!

 

まだまだ振り返ります!

 

 

まずは、明神・三国峠

 

ココは、私が今まで登った峠の中では最凶です!

2020年のオリンピックコースの一部になってますね。

そのスペックは距離6.7km、平均斜度10.3%。

距離にしても平均斜度にしてもキツめの峠程度にしかみえませんが、コレは登ってみないと分からない!

 

まず、明神・三国峠の入口に至るまで、箱根旧道~大観山~仙石原~乙女峠とアップダウンを派手に繰り返しながらの到着です。

今考えてみれば、無謀な事をやったもんだと思います…(^^;

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第三新東京市…もとい、仙石原。

見事なすすきの原です。

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そして、地獄の入口…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

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登り始めこそ5~7%ぐらいですが、すぐに2桁になり、ガーミンの表示は12~13%をずっとウロウロ…。

路面はひび割れが多く、結構それが抵抗になります…(--;

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3kmぐらい進むと数少ない一息つけるゾーン。平地と一瞬思ってしましますが、5%ぐらいの坂です。100mぐらいしかありませんが、ここで乱れまくった呼吸を整え、水分補給をします。

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緩斜面で少しは回復できたと思ったのも束の間、間髪入れずにドーナツが現れます。

明神・三国峠の最大斜度18%ゾーン!

ビジュアル的にも心が折れそうになります…(;´Д`)

150m程耐え抜けばドーナツゾーンは終わりますが、その後16%ゾーンが待ち構えています。

正直、16%ゾーンがヤバかった…(^^;

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そして、明神峠に到着!……ですが、そこから下りがある訳ではなく、13%の坂が登り続けてます…(^^;

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 そして、5km過ぎの神奈川県との県境。

ここで苦行は終わりです。\(^o^)/

と言っても、峠に着いたわけではなく、まだまだ登りは続きます。

ただ、これまでの2桁の斜度が続く訳ではないので、ここまで登ればクリアは目前です!(^^

裏を返せば、この神奈川県の看板までの5km強が最凶の所以です。

おそらくこの5km強の平均斜度は13%ぐらいあるんじゃないでしょうか?

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神奈川県に突入した後は2~5%ぐらいになりますが、途中10%を超えている所がありますので、油断大敵です。

そして……

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山中湖村の看板!三国峠に到着です!\(^o^)/

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もう、足がプルプルですわ…(^^;

でも、三国峠のハイライトはここではありません。

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少し下ると木々が無くなって薄広がる雰囲気抜群の峠道!そして…

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本来は富士山と山中湖が見える…ハズの絶景…(^^;

後日、再度行って撮った写真がコチラ…

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山中湖から登れば全く大した事ない峠で、山中湖に訪れた時には必ず立ち寄るお気に入りの絶景です。\(^o^)/

 

今回、オリンピックコースになりましたが、この峠が勝負のしどころになってくるんではないでしょうか?

登ってる途中もモチロン下ってる途中も景色が良くテレビ映えしそうですね。(^^

まぁ、登ってる途中の景色は楽しむ余裕なんて無いですが…(^^;

脚力に自信がある方は是非挑戦してみてください。

和田峠とか風張林道がお子様レベルに感じますから…。

 

 

さて、次は伊豆半島1周!

ここのところ、特に印象に残ったライドを振り返ってますが、よくよくその振り返りを振り返ってみると峠ばっかりだ…。(^^;

まぁ、峠ばっかりに行っているので仕方ないのですが…。

なので、今回は伊豆半島1周です。

 

朝8時、小田原まで輪行して自転車仲間と合流してスタートです。

1号線を進んで、箱根旧道へ…って結局峠かーいっ!(゚Д゚)ノ

まぁ、長丁場ですのでチンタラ登ります。

登り切ったら箱根峠まで行き、そこから十石峠へ下っていきます。

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十石峠で富士山を堪能したら、熱海峠へ下り、そこから函南方面へ下ります。

函南へ下り切ったら沼津へ向かい海に出ます。

そこからは富士山の絶景の連続です。(^^

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 で、絶景の写真はここまで。

何故なら……恋人岬の時点で夕暮れとなり、それ以降、真っ暗な道を走り続けたから!

松崎町を過ぎた後は街灯すらない暗闇のなかでクランクを淡々と回し続けてアップダウンをクリアしていくのみ。

このアップダウンが普通の峠並みの斜度と距離なので、メンタル、体力共に消耗していきます。

自転車仲間とはアップダウンはそれぞれのペースで走ろうという事でほとんど一人で走ってます。

たまに藪から聞こえる”ガサガサッ!Σ(゚Д゚)”という音で心臓が縮みあがります。(^^;

下り切った所で自転車仲間を待って、たまに合流して、登りでまた離れるを繰り返します。

南伊豆町まで到着してようやく自販機が見つかります。

そう、ここまで補給できるところが全くありません。(@@;

自販機の光がこれほどホッとするなんて初めての経験です…。(^^;

そこからは下田へ向かい、途中、コンビニに立ち寄ります。

暖かい食べ物が本当にウマイ!\(^o^)/

そして、下田の駅までの坂道で自転車仲間が離れたので、下田の駅で待っていたら、なかなか来ません…。(@@?

GPSで自転車仲間の位置を確認したらこっちへ向かって来ているようだけど、ペースがスゴく遅い…。

ようやく合流できたら、自転車仲間から、

「体調悪くなったから、下田で宿を探してリタイヤします。」

何度も伊豆1周をしている自転車仲間だったので、おかしいなと思ったら、体調不良だったとは…。

私は翌日夕方から別の用事があり、体力もコンビニで回復していたので、何故だかイケる気がして、

「じゃぁ、ここからは一人で行きまよ~。体力的にはイケそうだし~。」

と、即答で軽いノリで自転車仲間と別れたんですが、ここからが、ある意味このライドのハイライトと言ってもいいでしょう。

 

一人で走り始めて、程なく下田の街を出るんですが、東伊豆は西伊豆に比べて明かりがあるとはいえ、周りに建物が無いようなゾーンは街灯がない真っ暗闇となります。

そこで顕著に感じるのが、孤独……。

先にも話した通り西伊豆のゾーンもほぼ一人で走っていた様なものなんですが、途中、追い付いてくるのを待って合流もしていたので、誰かと走っているという心強さはあったのです。

もし、何かあったら……((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

何とも知れない恐怖感、孤独感で心が折れそうになります…(;´Д`)

それとロングライドをする際、いつも目的地までの間にショートゴールを設定して、そのショートゴールをクリアしつつ最終ゴールにたどり着くと言った感じで走ってるんですが、そのショートゴールをいきなり伊東に設定してしまったのが失敗でした…。

下田から伊東までは55km程。日中で体力もあり、道も平坦がメインの状態であれば問題ないんですが、ほぼ真っ暗闇の中、疲労を感じながら緩くないアップダウンを走る55kmはとんでもなく長く、いつまで走っても辿り着かない感覚にとらわれ、そこでも心が折れそうになります。

”自分も下田で泊った方が良かったのでは…?"

自分の選択が間違っていたのかもしれないと考えると、余計に心が折れそうになります。

だけど、ある程度進んでしまっては、戻る事もままならない…。

八方塞がりの感覚に囚われます…。(;´Д`)

熱川のコンビニで下田から一回目の休憩をとったんですが、とうとう暫くの間、動けなくなってしまいました…。(^^;

ただ、動けなくなった間、色々と考えましたが、そこで時間的に宿も取れそうにないし、戻っても意味がない。コンビニで朝を迎える訳にもいかない。結論としては前を向いて進み続けるしかない!

とりあえず、眠くはないですが、目覚まし系のドリンクでカフェインを補給して、再び走り始めます。

とにかく、後ろを振り返らない!ゴール(自宅)を目指して前だけを向く!

…でないと心が折れるから…(´Д`)

そこからは少しでも疲れを感じたら次に見つけたコンビニで休憩を取りつつ、スピードも焦って上げ過ぎて疲労を溜め込まない様抑えてクランクを回し続けます。

そして、気が付けばいつのまにか伊東に入ってました。

ただ、伊東と言っても結構な広さがあり、いつまで走っても伊東……(^^;

建物が多い海辺と思われる所のコンビニで休憩してグーグルマップで自分の位置を確認したら、ようやく伊東を抜けられそう…。

よしっ!熱海はもうすぐだ!……と思ったら、なかなかの登りの九十九折…(^^;

でも、前だけを向くしかない!と自分に言い聞かせて無心にクランクを回します。

そして、長~いトンネルを抜けたら、熱海市に到達!……あれ?夜だからなのか?テレビで知ってる熱海と違うな……って、網代でした…。

暫く走って、テレビで知ってる熱海に到達しました。

熱海に到達したら次のショートゴールは湯河原です。

ただ、アップダウンが相変わらず続くので辟易してしまいます…(^^;

でも、前だけを向くしかない!

湯河原まで到着したら、今度のショートゴールはスタート地点の小田原です!

ただ、この湯河原~小田原間が最大の恐怖区間だったと思います。

国道135号は道が広いとは言えず、特にこの湯河原~小田原間はエスケープできる場所が少なく、特に夜は車がすっ飛ばしてきます。後ろにトラックの気配を感じて端に寄って止まったら、10t車がギリギリを抜いて行くといった感じです…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

この道、ブルベとかによくコース設定されてますが、こんな危険な道を設定するなんて、狂気の沙汰の様に感じます…(--;

多少のアップダウンはありますが、1本内側の県道740号の方が走りやすいと思うんですが…。

そして、とうとう小田原に到達!

これで伊豆半島1周は達成です!\(^o^)/

後は自宅まで走り切るのみ!

80km程……。(^^;

しかし、そこからは1号線。広ぉ~い!明る~い!\(^o^)/

気持ちは断然軽くなります。

ただ、それに反比例して、疲労でクランクが重くなってきますが…。(^^;

次のショートゴールは平塚。淡々とクランクを回し続けます。

そして、平塚に到達!そして、馬入橋で検問に止められました。

早く帰りたい…。

防犯登録を確認して、「どうぞ、気を付けて行ってらっしゃい!」と言われたので、

「あ、いえ、今帰ってる途中なんです。」と答えると流石に警察の方々はビビッてました…(笑)

次のショートゴールは戸塚。

ただ、藤沢バイパス辺りからかなり冷えてきて、戸塚に到達した時に腹がゴロゴロ…。

しばらく、コンビニのトイレに籠ってました…。(^^;

そのコンビニでカイロを2つ購入して、腹と背中に貼って次のショートゴールは新横浜。

ややアップダウンが続く県道17号を走って…

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新横浜に到達!そして、朝が来た!

ろんぐらいだぁす!”にオーバーナイトのエピソードがありますが、

「人々の営みが始まり、静まり返っていた世界に音が戻る…」

まさにその通りで、人の世界に戻ってきた気がします。

すると、不思議な事に疲れ切ってたはずの身体に力が戻ってき、20km台に落ちていたスピードが30km台に戻ります。

やっぱり、ロードバイクはメンタル.なのか…。

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そして、丸子橋。ここまで来れば、自宅まであと少し。

ココからは乗ってきたスピードを抑え安全に帰ってゴォォォォォールです。

走行距離 334.5km 獲得標高 4265m

どちらも最高記録です。

 

とにかく、走ってる間は悪夢の様なライドでしたが、後々考えると、色々と勉強になった気がします。

暗い道の走り方。

バッテリーのマネジメント。

ショートゴールの設定の仕方。

休憩の取り方。

ロングライドする時の心構え。

とりあえず、無事に何事もなく帰ってこれて良かった…(^^;

挑戦しようという奇特な方がいらっしゃいましたら、心構え含めてしっかり準備して挑戦しましょう。(^^

 

ちなみに、この後、夕方方用事があったので、ひとっ風呂浴びたら爆睡だぁーと思っていたんですが、身体が興奮状態になっていたのと、全身が軋む様に痛くてほとんど眠れませんでした…(^^;

 

 

という事で、今回は地獄を見たライド振り返りました!

 

 

 

 

駄文読んでいただきありがとうございました!