アラフィフ手前で自転車沼に嵌ったオッサンらいだぁ~

見たまま自転車に嵌ったオッサンのサイクリング日記です。

オッサンらいだぁ~、燃ゆる山を見る。

みなさん、こんにちは!

 

2018年は、夏は酷暑。9月も下旬になり、ようやく気温が落ち着いてきても、台風が多く、折角の休みも雨ばかり…。

愛車がゼリウスとなって、乗りたくて堪らないのに、まともに乗れない日が多く、フラストレーションが溜まっておりました。

楽しみにしていた八ヶ岳グランフォンドも中止…。

地球温暖化がこんなに恨めしく感じる事はありませんでした…。(--;

10月下旬になると、雨の日も少なくなり、やっと、まともにライドが出来る様になり、丁度、紅葉の時期だと思い、紅葉を期待して御坂峠へ行ってみますが、前年より紅葉が遅れている様で、やはり酷暑の影響が出ている模様…。

2018年は、大げさな話ではなく、地球の危機を感じるに足る気象ではなかったでしょうか?

 

それは、置いといて。

前年、10月中旬に行った日光。週末だと観光客が溢れかえっている事を考えると、行くかどうか悩んでいたんですが、自転車仲間よりツアー・オブ・ジャパン古賀志林道に来てるから、翌日に日光に行こうとのお誘いがあったので、急遽、行く事にしました。

前回は北千住まで自走して、そこから東武日光駅まで輪行するというルートを取ったんですが、今回は新幹線で宇都宮まで輪行して、そこから日光を目指すルートを取る事になりました。

それにしても、新幹線輪行って便利ですね。

6時過ぎの新幹線に乗れば、7時前に宇都宮に到着するので、ライドの時間も余裕が出来てきます。

輪行自体は、好きではないんですが、自走では、さすがに限界があり、遠くに行こうと思えば輪行に頼らざるを得ません。

その中で新幹線輪行は、早く遠くに行ける上、朝早くであれば、東京始発で座れて、自転車を置く場所を確保できるので、ゆったりした気分で現地まで行けます。

まぁ、多少金の力が要りますが…。(笑)

 

宇都宮で自転車仲間と合流したら、駅から真っすぐ走って、県道70号線→国道121号線→国道119号線のルートで日光を目指します。

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道中、杉林が続きますが、どれも太い! 

後で調べて分かったんですが、400年前に植樹された杉で、日光杉並木といわれて有名らしいですね。

歴史を感じる凄く情緒がある道です。(^^

春先はスギ花粉症の人は大変かもしれませんが…。(^^;

 

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今市からゆるゆるの斜度を登りつつ、前回、スタート地点の東武日光駅を過ぎましたが、前回と決定的に違うのが車の量! (@@;

前回は平日だったので、それ程車は多くはなかったんですが、さすが日曜日だと、とんでもなく多いです。

ここから、いろは坂の入り口まで7kmあり、そこから、いろは坂も混雑していると考えると、とても車で来ようとは思わない…というのは自転車乗り独特の考え方なんでしょうか?(^^;

 

さて、宇都宮からノンストップで走って来たので、いろは坂に入る前に休憩をしようと、東照宮前のコンビニへ寄ります。そこで事件が……

OTTOLOCKが壊れた……。(@@;

それも、ベルトを差し込んだところで、ベルトを抜き差しする際のボタンが押せなくなった……。

つまり、解錠出来ない……。( ̄□ ̄|||)

堅牢性の高さを誇る鍵です……。

マズイ、マズイ、マズイ、マズイ、マズイ、マズイ、マズイ、マズイ、マズイ!(゚Д゚;≡;゚д゚)

鍵が使えなくなっただけなら、自転車仲間もいるので、この一日のライドは続行できるんですが、このままだと、その場所から自転車を動かす事が出来ません…。(゚Д゚;)

ロックナンバーを合わせ直したり、逆にずらしてみたりしても、ボタンは押せる状態にはならず、ボタンを強く押してもピクリとも動きません…。

こうなったら、古典的な世界共通の直し方。”叩いて直す”!

……まぁ、そんな事で直る様なら、堅牢性に疑問符が付くというもの…。

まさに、八方塞がりな状況。(><;

途方に暮れかけて、何気にベルトをさらに奥に差し込んでみた時でした。

おや?若干だけどガタがある様に感じた…?

今度は思いっきりベルトを引き抜く動作をしてみるとガリッ!っとベルトが少し引き抜ける事が出来ました。

これはもしかして強引に抜ける…?

そこからは差し込んでは引き抜くを反復すると、少しずつベルトが抜けてきて、何十回か動作を繰り返すと、なんとか引き抜くことが出来ました…。(;´ Д`)=3

いやいや、今回は辛うじて事なきを得た感じですが、この様に壊れられると、にっちもさっちもいかない状況に追い込まれます…。(--;

以前、私はオススメの鍵として紹介しましたが、OTTOLOCK、再考の余地ありです…。

 

さて、鍵がどうにかなれば、再出発です。

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まずはいろは坂を目指しますが、道中、自転車も車も多く、なかなかペースが上がりません…。(^^;

ただ、遠くに見える山は赤く、これからの景色に期待が膨らみます!(^^♪

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そして、いろは坂の入り口に到着。ここから本格的なヒルクライムが始まります。

 

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登り始めは多かった車の通りもそれほどではなくなり、景色も良く、快適に登っていたんですが……

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半ば程で大渋滞…(><

思うように登れなくなります…。

車列はほとんど動かなくなり、左端は落ち葉だらけでスリッピーなので、センターライン上が一番安全に進めます。

トロトロと登り、ようやく黒髪平に到着。

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前年、訪れた時より色づいており、まさに絶景!
一通り写真を撮ったら、再出発します。

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…とは言え、大渋滞は相変わらずで、トロトロ登るのも飽きてきます…。(^^;

この渋滞は、やはり明智平まで続いており、明智平から先は、さっきまでの渋滞が嘘のように車の通りがなくなりました。

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中禅寺湖に到着です!\(^o^)/

やはり前年に訪れた時より色付いており、ジャストタイミングの見頃で、来て正解でした!(^^

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…という事は、中禅寺湖より上は落葉してる可能性が高いですが、さらに上を目指して、登ります。

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中禅寺湖沿いは赤や黄色で色鮮やかに彩られています。

 

中禅寺湖を離れたらしばし登りが続きます。

やはり、沿道は落葉が進んでおりますが、それでも景色は悪くないので、耐え忍んで登ると言った感じはしません。

そして、斜度がなくなり平地になったら戦場ヶ原に到着です。

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斜度がなくなり、スピードに乗りそうになる所ですが、荒涼感ある絶景を少しでも楽しみたく、ゆっくり走ります。

 

戦場ヶ原を過ぎ、少し登ると前年、日光に来て一番感動した絶景の場所、湯滝です。

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紅葉こそ前年より落ちてしまってますが、水量は前年より多く、迫力があり、やはり、ココは日光を訪れたら、絶対に来るべき場所だと思います。(^^

湯滝を堪能したら売店へ。

実は、道中、バックポケットの補給食を落としたらしく、戦場ヶ原の手前でハンガーノックになりかけていたので、湯滝でダンゴを補給します。

旨い!多分ハンガーノックになりかけていなくても旨い!(^O^)/

 

ひと心地着いたらもう少しだけ登って、湯滝の上、湯ノ湖です。

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湯ノ湖の向こう側に見えるのは、金精峠。国道で3番目に高い地点です。

前年はそこまで登りましたが、今回は、別に行きたい所があったので、パスします。

 

そこからは折り返して、来た道を戻ります。

戦場ヶ原を過ぎて、中禅寺湖へ下る途中、竜頭の滝で1枚。

 

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そして、中禅寺湖に戻ってくると、やはり、紅葉がすごいです。

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酷暑だった年なので、色付きは期待していなかったのですが、見事な色付き具合です。\(^o^)/

 

中禅寺湖に戻ってきたら昼食を摂ろうとしますが、前年行った有名なカレーや人気のカツ丼は大行列で、並ぶ時間がもったいないので、すぐに入れたカフェで済ませました。

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ライドにおいて、食事は楽しみの一つですが、たまに食べ過ぎたり、脂っこさが 胃を重くして、その後のライドが辛くなると行った事があります。

今回食べたのは、豆とひき肉で出来た優しいカレーで、これからまた自転車を漕いでいくには丁度いい感じでした。(^^

 

さて、食事を済ませたら、今回、是非とも行きたい所、中禅寺湖展望台へ向かいます。

中禅寺湖の畔を中禅寺に向う道に入って、中禅寺を過ぎた辺りから斜度があがってきます。

少しは登るんだろうなとは思っていたんですが、これが結構なというか、完全にヒルクライム。心の準備が整っていないヒルクライムは結構堪えます。(^^;

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それでも高度が上がるにつれて、絶景度も上昇してきます。

ただ、振り返れば…

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 これから登らなければならない道のガードレールが紅葉の中に見えます。

斜度は所々二桁を指し、なかなか登り応えがあります。

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ただ、やっぱり景色はいい!\(^o^)/

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中禅寺湖の反対側の景色もまたスゴイ!

そして、中禅寺湖展望台に到着。

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人が多すぎて、なかなかいい写真が撮れなかったんですが、思った通りの絶景でした!

まぁ、ここまで約7km、なかなかのヒルクラレベルですが、登る価値は十分ありです。

 

中禅寺湖展望台から下ったら、帰路につきますが、第一いろは坂手前には超有名観光スポット、華厳の滝がありますので、立ち寄ります。

ニュースによると、秋口の台風や長雨で水量が5倍になっているとか…?(@@;

展望台の手前まで行くと、薄っすらと視界が白くなります。

アレ?霧?

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いえ、水飛沫でした!Σ(・ω・ノ)ノ!

太陽の光が差し込み、神様でも降臨するかのような、なんとも幻想的な絵面になってます。

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華厳の滝を後にしたら、第一いろは坂を下ります。

しかし、登り同様、ココも渋滞…。(--;

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下りを気持ちよく下れないどころか、頻繁にブレーキを掛けなければならず、カーボンホイールには辛いシチュエーションです…。

車が無ければ恐らく気持ちよく下れるワイディングなんでしょうけどねぇ…。

…と、不意に視界が開けた時でした。

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 おおおおおーっ!何だこの景色!Σ(゚Д゚)

思わず声が出てしまいました。(≧▽≦)

山燃ゆるとはこの事でしょうか!?

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いろは坂の九十九折は芸術の域です。(笑)

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今回のライドで、ここの景色がハイライトでした!\(^o^)/

写真では伝わりにくいですが、色彩と迫力が凄いです。

 

渋滞のいろは坂を過ぎたら、長い長い下りです。

いろは坂を出たら車も流れだしたので、スピードはノリノリです。

そして、ものすごく寒いです…。(^^;

途中、東照宮前の神橋で1枚。

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ココの景色もなかなかのものですが、紅葉がもっと進めば、1枚の絵画の様になるんでしょうね。(^^

 

そこからも基本的に下りで、ノリノリで走ります。

そして、あっと言う間に宇都宮駅に到着!

……と行きたい所ですが、今市辺りで日が落ちてしまい、例の杉並木、日中は雰囲気がいい道ですが、夜は街灯がない真っ暗な峠道みたいな様相になります。道は狭く路面もいい訳ではないので、スピードを抑え気味で走らないと危なく、思ったより時間が掛かってしまいました。

まぁ、安全に帰れる事が一番なので、無理せず走る事が大事です。

 

宇都宮に到着したら、食事をしてから新幹線に乗り込む事にします。

宇都宮と言えば餃子
……なんですけど、宇都宮は餃子が名物という訳ではなく、消費量が日本一という事なので、まぁ、わざわざ並んで食べる事もないかと、サイクリスト御用達のカフェ”VeloCafe”に行きます。

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注文したのはハンバーグ。目玉焼きが乗ったオーソドックスなハンバーグですが、旨い!\(^o^)/

そして、ポテトの量が半端ない!

お陰で眠くなるぐらいに腹一杯です。(笑)

宇都宮駅から自転車で3分ぐらいの場所にあるカフェで、店内に自転車を置けるラックがあり、自転車の事を心配せず食事ができるので、オススメなカフェです。

 

後は輪行準備をしたら新幹線で東京までひとっ飛びです。いやぁ1時間もかからず東京とか便利もいいところですね~。

 

走行距離 149.2km

獲得標高 1937m

 

やはり、絶景が続いていたせいか、いつの間にかよく走ってたんですね~。(^^

前年もいい景色だと思ったんですが、今回は輪をかけて絶景でしたね。

車の多さに辟易してしまう部分はありますが、紅葉見頃の日光は超有名なるだけあって、そこら辺は我慢していく価値は十分すぎるぐらいあります。

2018年度、3本の指に入るぐらいの絶景ライドだったと思います。

いやぁ、行って良かった!

 

 

 

駄文読んでいただきありがとうございました!