アラフィフ手前で自転車沼に嵌ったオッサンらいだぁ~

見たまま自転車に嵌ったオッサンのサイクリング日記です。

オッサンらいだぁ~、行きつくところまで来た?

みなさん、こんにちは!

 

前回綴った通り、ロードバイク購入から2年も経たずに高額のNEWフレームを買うという、普通の人から見たら、理解しがたい、ぶっ飛んだことをやってしまいました。

注文した翌日の朝、少し冷静な心理になった時は、ああ、やっちまったかなぁ…。と後悔一歩手前の心理になっていました。

ただ、その心理も日が経つにつれ薄れてきて、1週間も経てば楽しみしかありません!(^^

もう後悔なんてこれっぽっちも無いですよ!(≧▽≦)

 

さて、今回手に入れたNEWフレームは、lapierre(ラピエール)のオールラウンドタイプのフレーム、XELIUS(ゼリウス) SL ULTIMATEというハイエンドモデルです。

ハイエンドモデルとは言っても、フレームセットの価格は¥389,000(税抜き)と、他メーカーのハイエンドモデルと比べると遥かに安いです。いや、まぁ、買い物としては決して安くはないんですが…。(笑)

フレームの重量は公表されてませんが、前モデルが860gで、今回も900gは下回っているという事なので、恐らく前モデルとは変わりないと思います。つまり、前に乗っていたフォーカス・カヨとほぼ同じ重量だと考えていいでしょう。

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カラーリングはフランスのトリコロールをイメージしたもので、赤が蛍光色なので、鮮やかです。

造形は曲線が非常に美しく、シートステーがシートポストと直接繋がらない3Dチューブラーテクノロジーアイキャッチになってます。

マニアックな事を言えば、この3Dチューブラーテクノロジーの部分を裏(下の部分)から見た時の造形は非常にきれいで、とても好きな部分です。

BB周りは非常に太く、そこから延びるチェーンステーも肉厚な感じです。

グランツールヒルクライムステージで使用されるプロ仕様ですので、間違いなく高剛性のフレームです。

 

このフレームがショップに入ったとの連絡が入った週末、早速、フォーカスを持って行ってコンポ等の載せ替えをお願いしました。

組付け期間は1週間。

長~~~く感じる1週間でした…。(^^;

月末のプレミアムフライデーで仕事を早上がりしたら自宅に戻ってジャージに着替えてショップへ行きます。

途中、銀行に寄って大金を下ろして行きますが、ロードバイクを初めて買った日を思い出しました。

あの時は東京に出てきて1年目で、買ったショップが新宿だったので、銀行でお金を下ろしてからショップに辿り着くまでビビリまくって挙動不審な状態で歩いていました。(笑)

今回はさらに大金ですので、若干の緊張はしますが、ショップは銀行からすぐ近くでしたので、挙動不審までにはなりませんでした。(笑)

 

ショップに到着したら、ご対面です…

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感無量…。

フォーカス・カヨを買った時と違って、全く妥協なく、自分が納得して仕上げてもらったバイクです。

我がバイクながら…

カッコいいよぅ、カッコいいよぅ、カッコいいよぅ…(≧▽≦)

 

一通り嘗め回したら(笑)、ポジションの確認をします。

ポジションはフォーカス・カヨからそのままコピーしたので、ほぼ違和感はありません。ハンドルの形状が変わり、ブラケットの付け根部分が少し落ち込んだ感じになりましたが、そこに手が嵌り込んだ感じになり、以前よりしっくりくる感じです。また、ブラケットの位置を基準にしているので、リーチが短い分、バーの位置が奥になったんですが、これもバーを握った時に以前はバーを握った時に漕ぎにくさを感じていたところが、ペダルに体重を掛けやすくなった感じになり、しっくり来ました。

ポジションの確認が出来たら飛び出たコラムをカットして完成です!(^^

後は防犯登録をして、ニコニコ現金一括払いをしたら、シェイクダウン!!(`・ω・´)」

 

ただ、一つだけ不安がありました。

大金出して買い換えたのに乗った感じや走りが変わらなかったらどうしよう…。( ̄▽ ̄;)

見た目が、走るモチベーションを上げて、走りが良くなるであろうとはおもうんですが、やはり、性能的にも求めたい所です。

 

まず、一漕ぎ目……うん、まぁ、変わった感じはしないかな……。(^^;

劇的に軽くなった訳でもないので、一漕ぎ目で体感できるはずもないんですが、そこからです……。

…Σ(゚Д゚)

おおおおっ!Σ(゚Д゚)

ペダルを回すごとに明らかにフォーカス・カヨとの違いがハッキリ判ります!

今まで、硬いとか柔らかいとかのレビューをよく見ましたが、レーゼロカーボンを履いた時でも、何となくボヤッとしか感じなかったんですが、今回はハッキリとコレが硬いという事か!と感じる事が出来ました!

フォーカス・カヨの時は加速の際、グン!グン!グン!と加速していたんですが、ゼリウスはス~~~~~っと滑らかに加速していきます。

ペダルに力が掛かった時の挙動が、フォーカス・カヨの場合は、少し溜めが入ってからペダルが落ちていく感じだったんですが、ゼリウスの場合は、ペダルに力が掛かった瞬間にスッと落ちる感じなので、ケイデンスがスルスルと上がっていきます!

そして、驚きなのが乗り心地。

アスファルトがやや荒れた路面に差し掛かった時でした。

…?Σ(゚Д゚)

おおおおおおおっ!Σ(゚Д゚)

なんだ、今の感覚はっ!?Σ(゚Д゚)

フォーカス・カヨもエンデュランスモデルで乗り心地がいいとされてますが、さすがに荒れた路面では、ガタガタと強めの振動が腰に伝わってきて、ペダルにも振動と抵抗が掛かりますが、ゼリウスの場合は、あれ?さっきの路面、荒れていなかったっけ?と思う程腰に振動が伝わってきません。ペダルもフレームの硬さが相まってか、抵抗感なくペダルを回すことが出来ます!

よく、硬いバイクを走らせたときスケートリンクを滑っている様という表現を聞きますが、ゼリウスの場合、乗り心地がいいので、オイルを敷いた鉄板の上を滑っている様な感覚でしょうか?

とにかく気持ちいい加速に、思わずニヤニヤしてしまいます。

まったく、傍から見たら、とんだ変人さんです。(笑)

そして、重要な

フレームの硬さによるペダルの軽さは坂でも変わらず、ケイデンスを高くすることが出来るので、速く登れる様になりました!\(^o^)/

ちなみに、今まで一生懸命45分切りを目指して、なんども挑戦してきても最高で45分25秒しかだせなかったヤビツ峠のタイムが一気に3分程縮めて、42分30秒をたたき出すことが出来ました!\((≧▽≦)/

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その他、都民の森が1時間5分→1時間2分。箱根旧道が52分→48分。…と言った感じで、軒並みタイムを縮める事が出来ました。

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さて、登ったのならば、下らなければなりません。

まずは、下りで乗ったスピードを制御するブレーキ。

ゼリウスのブレーキは、リアはノーマルキャリパーですが、フロントはダイレクトマウントになってます。

タッチ的にはカッチリ感が強くなり、そのブレーキの利きは抜群です!

緩いスピードで、それまでの感覚でブレーキレバーを握ると、ガツンッと前につんのめる感じになってましたが、スピードに乗っている状態からのブレーキングはかなりの安定感がありコーナー進入時のスピードコントロールがしやすくなりました。(^^

まぁ、油断は大敵なので、コーナーの進入スピードは安全マージンをしっかりとる事を心掛けます。

そして、コーナーに進入。

!?(゚Д゚)

何だ今のコーナーリング? 

次のコーナーに進入。

!!Σ(゚Д゚)すっげぇ曲がる!

正直、四輪車と違って、前後に一輪ずつしかない二輪車のコーナーリング性能の良し悪しについては、今まで、いまいちピンと来ていなかったんですが、フォーカス・カヨと比べて明らかに違います。

フォーカス・カヨは、フロントがややフワッとした感じで弱アンダーが出ていたので、ライン取りはそれを見越した上でのコーナーリングだったんですが、ゼリウスの場合は、路面に吸い付く感じで、思った通りのラインをトレースしてくれます。

この止まって、曲がる性能のお陰で、下りがスッゲェ楽しい!\(^o^)/

さすがはレーシングバイク。速く走れるように造られているという事なんでしょうね。(^^

 

……とまぁ、ここまではゼリウスに変わって良くなった事を述べましたが、やはり、タダで速くなるなんて甘い事は、この世には存在しません!(笑)

代償はあります。

より速く走れるようになった要因であるフレームの硬さですが、想像以上に脚と心肺を持っていかれます。(><;

まずはペダリングをキレイにしないと、あっという間に足に乳酸が溜まります。下手すると1つ短めの峠を登っただけでも足が攣ると言った事態になります…。(^^;

だから、ペダリングは踏み過ぎないよう、体幹を意識したペダリングをしないといけません。それでもフォーカス・カヨと比べると足に疲労が溜まるんです。

また、ペダルが軽く感じるからと言って、ブン回していると、心肺も気が付けば疲れ切ってる状態になってます…。(@@;

元気なうちは、よく走るバイクなんですが、ライドに出た終盤疲れが溜まってきた時、フォーカス・カヨは誤魔化しが利いてそれなりに走れたんですが、ゼリウスはそこら辺の誤魔化しが利かず、自分の今の状態が、そのままバイクのスピードに出ます。

正直、ロングライドするには辛い感じでした…。(^^;

やはりプロ仕様という事なんでしょうね。

解決方法は1つ。身体を鍛えてペダリング技術を向上させる!

簡単に言えば慣れてしまえと言う事ですね。(笑)

まぁ、とりあえずライドを重ねて、現在は1回のライドで300km近くまで走ったので、フォーカス・カヨと同じぐらいは普通に走れるようになってきたと思います。(^^

次に乗り心地の話なんですが、腰に伝わってくる振動はかなり少なくなり、乗り心地はいいと感じているんですが、ハンドルをカーボンに変えたフロントはフォーカス・カヨと比べて振動収束性は良くなっていると思うんですが、実は突き上げ感は変わらない気がします。

つまり、アルミのハンドルのままだった場合、フォーカス・カヨより悪くなっていたかもしれません。

恐らくは、フロントフォークがダイレクトマウントブレーキを付ける為と、コーナーリング性能向上の為に剛性を向上させているのが原因かもしれません。

まぁ、これについては、先に述べた通り、カーボンハンドルに変えて、振動収束性は良くなっているので、以前からの懸案事項である、肩から肩甲骨への懲りは少なくなっているので、大きくは問題なしです。(^^

そして、これもフロントフォークにかかわる事だと思うんですが、横風に弱い。

ゼリウスのフロントフォークは幅広のブレード型になっており、恐らく風を受けやすくなっているんだと思います。

フォーカス・カヨの時は、横風を受けてもグググッとゆっくり押される感じだったんですが、ゼリウスの場合は、ドンッと突き飛ばされたような感じで煽られます。

風が強かった日、バイクがピーキーな動きをして、何度か落車しそうになりました…。(^^;

これの対処方法は、スピードに乗ってれば乗ってる程、風の影響が強くなるので、ゆっくり走るしかありません。

今流行のエアロロードとかも恐らく同じではないでしょうか?

まぁ、ロードってこんなもんだと諦めるしかないですね。(^^;

 

とは言え、今回の買い替えは大正解だと思います!

なぜなら、走っていてめちゃくちゃ楽しくて気持ちいいから!\(^o^)/

趣味の道具ですから、特にロードバイクはメンタルが影響してくるので、楽しい、気持ちいいは大事ですよね。(^^♪

ゼリウスに変わって以来も、小物を買うなどで、自転車店に行ってますが、以前は、他メーカーのハイエンドモデルを見て、これいいなぁ…。あれもいいなぁ…。と目移りしたものですが、今は、どんな自転車を見てもカッコいいねとは思っても、欲しいとは全く思わなくなりました。

正直、ゼリウス以外に乗りたいとは思わない。(`・ω・´)キリッ

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フレーム・コンポ、ホイールは何の妥協もなく自分が欲しいと思ったもので揃えて、見た目、走行性能は大満足。

まさに、すごろくでいうガリの状態でしょうか?

後は、ゼリウスの性能を存分に生かすために身体を鍛えて、技術を向上させるだけです。

でないとゼリウスが可哀そう…。

 

 

駄文読んでいただきありがとうございました!