アラフィフ手前で自転車沼に嵌ったオッサンらいだぁ~

見たまま自転車に嵌ったオッサンのサイクリング日記です。

オッサンらいだぁ~、ヒルクライムレースに挑戦する!?

みなさん、こんにちは!

 

前回、桜のAACRで初めてイベントに参加して、その1カ月後、初めてのヒルクライムレースに挑戦です。

場所は宮城県刈田郡蔵王町

蔵王ヒルクライムエコに挑戦です!

何故、蔵王ヒルクライムに挑戦なのかと言うと、東京に転勤になる前、実は蔵王で4年ほど勤務しており、よく知ってるヒルクライムレースなんです。

蔵王で働いている当時は、自転車をやっていないのもあって、あんな山を自転車で登るなんて狂気の沙汰だと思ってました。(笑)

しかし、いざ、自転車を始めてみれば、気が付けば、自分自身ヒルクライムに嵌り、蔵王ヒルクライムのゴールがある刈田岳レストハウスの標高を優に超える2000mを登ってました。

そうなると、蔵王ヒルクライムに参加するのは当然の流れ?

エントリー前日に噴火警戒レベルが上がってしまい、開催が危ぶまれたものの、何とか噴火警戒レベルが下がったので、無事エントリー完了。

大会までの桜のAACRを除く1ヶ月半の間はホイールを鉄下駄に戻し、トレーニングに励みました。

 

そして、大会前日、新幹線で久しぶりの蔵王へ降り立ちます。

時は5月、住んでいた時には感じなかったんですが、東北って寒い…。

東京では、とても過ごしやすい気温で、いったん走り出せば暑さを感じるぐらいなんですが、白石蔵王駅に到着した時点で、肌寒さを感じます。

元の職場でスタート地点がある遠刈田温泉の標高は400m弱。これから2℃ぐらい更に気温が下がる所に行くと考えると、つくづく寒い所に住んでたんだな…と思いました。

まぁ、走ってれば体温が上がって丁度良くなるんですが。(^^

 

まずは遠刈田温泉へ向かいます。

車では何度も通った道ですが、自転車で走ると違う道の様に感じます。

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車で走っている時よりスケール感を感じます。

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 遠刈田温泉、神の湯に到着~。(^^

まさか、自転車でここに来るとは思わなかった…。

 

ホテルのチェックインまではまだまだ時間があるので、宮城に来たら食べたいものがあったので、ここからグィーンと足を伸ばします。

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 すずらん峠を抜けて…

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 仙台の水瓶、釜房ダムを抜けて…

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 やって来たのは仙台を代表する温泉街、秋保温泉

そして、目的の…

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小さなスーパーマーケット。

この田舎によくある様なスーパーで、飛ぶように売れるものが…

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なんと、おはぎ!

恐らく、宮城県人なら知らない人はいないと言っていいぐらい超有名なおはぎです。

スーパーの惣菜コーナーの冷蔵陳列棚1台丸々おはぎに埋め尽くされるぐらい大量に売られて、売り切れる代物。

大きく、甘さも丁度いい激ウマおはぎです。

再び宮城に行くとなった時に、一番最初に思いついたのが、このおはぎでした。(笑)

コレが食べたかった~(≧▽≦)

ベンチに座って広瀬川を眺めながらおはぎを補給。至福の時間です。

補給を済ませたら、遠刈田温泉へ再び戻ります。

おはぎ3個入り3パックをお土産にバックパックへ詰めて……お、重い……。(^^;

 

ちょっとした山を2つ程越えて遠刈田温泉の元の職場へ行きます。

「わぁ、お久しぶりです~。痩せましたね~。」

「自転車で15kgぐらい痩せたよ。はい、お土産。」

「あー!さいちのおはぎ!やったぁー!……あれ?今日、車で来たんですか?」

「いや、チャリ。」

「は?…秋保までどうやって…?」

「チャリ。」

「は?」

もう、驚きを通り越してドン引きされました…。(^^;

確かに蔵王に住んでいた時に車で秋保に行くのも面倒な感じがしてました。

それを自転車で行って、おはぎを担いで帰って来るなんて、蔵王に住んでいた当時の自分には、それこそ狂気の沙汰だったと思います。(笑)

 

とりあえず、狂気の沙汰ついでに少し時間があるので、翌日のコースの下見に6.5kmの旧料金所地点まで登ってみます。

これがまた結構エグイ…。(^^;

車で登ってた時はそこまで感じてなかった斜度は、実は序盤から2ケタ台の斜度が続いており、緩くなっても8%ぐらいで、旧料金所まで着いた時点で、翌日本番で何やってんだ…と後悔しました…。(--;

まぁ、ホテルへチェックインしたら温泉入ってストレッチでもして早めに寝れば大丈夫だろうと、来た道を下ります。

道は広いですが、斜度があるので、スピードがグングン乗っていきます。それでいてヘアピンコーナーが多いので、結構スリリング…。

昔、こんな道を凍結した状態で良く下れたな…。(^^;

 

ホテルについたら、速攻で温泉に浸かって部屋に戻ったらストレッチ。

夕食バイキングまでの間少し寝て、夕食バイキングは炭水化物大目になんちゃってカーボローディングします。

夕食終えたら、また温泉に入って、早めに就寝。

距離こそ95kmぐらいですが、2000m近くも登ってたので、あっさり眠る事が出来ました。

 

そして、ヒルクライムレース当日の朝、4時半に目を覚まして、窓の外を眺めると雲は残っているものの晴れ。夜中に雨が降るとの事だったので、朝方まで雨が残ってるのは嫌だなと思っていたんですが、全く問題無さそう!\(^o^)/

5時に朝食会場へ行って朝食を摂ります。バイキングなので、消化に良さそうなものを選んで、食べ過ぎない様にします。

 朝の5時だと、朝食会場にはヒルクライムレース参加の人達ばかりの様で、自転車の話題やレースの話題が飛び交ってます。

「お前、レース中止なんだからもっと食えよ。」

「そんな手にはのらねぇ。」

どうやら、すでに心理戦が始まっている様でした。(笑)

 

朝食を済ませたら部屋に帰って、着替えを済ませたらストレッチをしてレースに備えます。

そして、おもむろにスマホ手に取ったら、ん?メールが届いている…。

【日本の蔵王ヒルクライム・エコ2018】から「大会中止」のお知らせ

え?

 ええええええぇぇ(;゚Д゚)ぇぇええええええ!

朝食会場で聞こえた会話は心理戦ではなく、連絡事項だったようで…。

いや、それより晴れてるのになんで!?

また噴火の兆候!?

折角、宮城まで来たのになんで!?

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 降雪のため……!?Σ(゚Д゚)

話を聞くと、ゴール付近は膝が埋もれるぐらい降ったらしく……。

私は4年間、蔵王に住んでいましたが、この時期に、それ程の積雪になったという事は聞いた事はありませんし、昔から地元に住んでいる同僚に聞いても記憶にないとの事です…。(@@;

よりにもよって、この日に降らなくても……_| ̄|……〇コロコロ

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 空しいステージ…。

 

でも、まぁ、落ち込んでいても仕方ないので、登れる所まで登る事にします。

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 前日も登った序盤の2桁斜度が続く坂。

ウォーミングアップなしに登ると股関節辺りが悲鳴を上げます。(^^;

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滝見台を過ぎた辺りで、刈田岳の山頂が見えます。

天気がいい!

…なんで…中止…。

前日折り返した6.5km地点の給水所予定 だったところを過ぎると視界が一気に開けてきます。

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 ハイ!ここまで!

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標高1200m賽の河原で通行止めです。

ココからが更に絶景なのにぃぃぃぃ!(益)クヤシイッス

同じ思いのサイクリストが結構集結してます。

レースが中止になって登ってくる車も結構あり、それでいて結構な数の自転車も登ってくるので、状況的に少し危ない感じがします…。(^^;

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振り返れば絶景!

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何度か目にした事がある景色ですが、自転車で自分の力で登ってきて見る絶景は違ったものに見えるので不思議です。

遠刈田温泉街に下ったら、自分が好きだった景色のスポットを巡ります。

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この2か所はなかなか知っている人が少ない穴場です。

蔵王に住んでいる時は良く来ました。

 

それからは、予約した新幹線まで時間があるので、遠刈田温泉から蔵王の麓を抜けて七ヶ宿へ向かいます。

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こけし橋。冬で晴れた日の景色は超絶景のスポットです。

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蔵王連山の中で一番好きだった屏風岳

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広がる牧草地帯はまるで北海道の様…。

アップダウンを繰り返す道ですが、景色がいいと、辛さを感じなくなります。(^^

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牧草地帯の向こうに望める朝日連峰

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長老湖と不忘岳。不忘岳にはその昔、B29を撃ち落とした砲台があるとか…?

そして、七ヶ宿に到着。

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滑津大滝まで足を伸ばします。

そこで昼食。

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七ヶ宿源流米和風カレー。野菜のみで作った優しい味のカレーです。(^^

 

後は白石蔵王駅まで下るのみです。

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途中、七ヶ宿ダムに立ち寄って、

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白石市街に着いたら、まだ時間があったので、片倉小十郎白石城址へ行って、終了です。

 

非常に無念な事にレース初挑戦とはなりませんでしたが、何とか帳尻合わせができたかな…?と思います……。

……思わなきゃやってられるかぁっ!!(ノ`△´)ノ ┫:・'∵:.┻┻:・'.:∵

 

今回、1番速い人で1時間を切るぐらいだったので、1時間半は切ろうと目標にしてました。

レースに至るまで坂練を曲がりなりにも積み重ね、もしかしたら1時間20分ぐらいは切れるかも?なんて考えてました。

ところが、実際、中止となり、とりあえず賽の河原まで走ってみると……

1時間半切るのもヤバイ気がする……。(^^;

来年また、エントリーするつもりでいます。

少なくとも、斜度がある序盤から賽の河原までの中盤を経験する事が出来たので、身体を鍛えて、攻略するためにシミュレーションをして、万全の状態で臨みたいと思います。

まぁ、今回は1年前に下見に来たという事で…。(笑)

 

 

 

駄文読んでいただきありがとうございました!