オッサンらいだぁ~、浄土へ行く。
みなさん、こんにちは!
私が自転車に乗る理由として、運動不足の解消やダイエット及びストレス発散。自分の力で遠くの場所に行ったり、高い場所へヒルクライムをして、たまにタイムアタックをなどをして、それにより達成感を得る。などがありますが、絶景を見に行き、その絶景の中を走るというのが一番の理由かもしれません。
自転車で行く絶景スポットは数多くあり、その中でも渋峠はサイクリストの中では一番有名な絶景スポットではないでしょうか?
私はその憧れの地に思い付き即実行という普段の自分ではありえない行動力で1年目に行ってしまい、なんとなく絶景巡りはアガリの様な気分になってました。
そんなところ、自転車仲間から熱心にある絶景スポット行こう行こうと誘われてました。
その絶景スポットの名は”磐梯吾妻スカイライン”
東北に暫く住んでいたので、景色がいいという事で名前は知っていたんですが、行った事はありませんでした。
自転車仲間が熱心に送ってきたインスタやブログの情報を見ると、なんかすごい景色なんですけど…(@@
とりあえず、ルートを組んでみたら、距離的にも獲得標高的にも時間的にも日帰りライドに丁度良さそう。
視界が開けると不思議と身体が軽くなる気がします。
スキー場の跡地でしょうか?スキー場の跡地は開けているので、絶景が見渡せます。
そして、少し走ると…
つばくろ谷に到着!
迫力の渓谷です。
よくこんな所に橋を架けられたもんだと思います。
休憩がてらボーっと景色を眺めていると、
「あらぁ、こんなトコまで登って来たんだべ?」
と、いきなりタクシーのドライバーさんに話しかけられ、何処かで係わったっけ?とびっくりしたんですが、話を聞くと、福島駅で自転車を組み立てていたところを見ていたらしく、まさかつばくろ谷まで登ってくるとは思っていなかったらしく、思わず話しかけたそうです。
まぁ、ロードバイクをやっていない人からすれば、あの坂を登ってくるなんて考えもつかないというか、狂気の沙汰なんでしょうねぇ…。(笑)
つばくろ谷を出発するとすぐに視界が開けた状態が続き、そしてとうとう目指していた絶景区間が姿を現します。
否が応にもテンションが上がります。
標高1,400mの標識を越えると…
キタ――(゚∀゚)――!!
コーナーを抜けると別世界!
上がっていたテンションが更に爆上げ↗↗↗\(^o^)/
高木が無く遠くに進む道が見えるのは渋峠と一緒ですが、荒涼とした感じが強く趣が違う感じがします。
スケール感凄い…。
”窓を閉めて走行して下さい”とか”火山ガス”とか言われても自転車なのでフルオープンです!(≧▽≦)
眼前に伸びる九十九折が素晴らしい!\(^o^)/
九十九折の途中で振り返れば……ここは日本?
九十九折を登り切れば、吾妻小富士に到着です。
ここに浄土平レストハウスがあるので、昼食です。
ボリューム満点ダブルソースカツ丼!
超ハイカロリー、自転車に乗っているからこそ許される食事…。
至極満足です…。(*´▽`*)
食事が終わったら、裏磐梯へ向けて出発します。
浄土平レストハウスは最高地点ではないので、まだ若干登りがあります。
レストハウスから先は荒涼とした感じがサッパリ無くなりますが、斜度が緩いので、気持ちよく走れます。そして…
最高地点に到達!
ココからは下りです。
荒涼とした異国な絶景区間に後ろ髪を引かれながら下り始めます。
ああ、今日の絶景は終わりか……と思いきや!
斜度もキツくなく、絶景を眺めながらの超キモチいいダウンヒルです!\(^o^)/
これまで色んな場所のダウンヒルを経験しましたが、1、2を争う程にキモチいいダウンヒルでした。(^^
長めのダウンヒルが終わったら、今度は次の目的地、五色沼に向けてレークラインへ入ります。
森の中をアップダウンしながら進んで行きます。
序盤は傾斜がキツくないので、森の中を疾走する感じで気持ち良く走れます。
暫く走ると秋元湖に到着します。
秋元湖を過ぎると、そこからは登りが始まります。
それまでアップダウンが続いていたので、いつまでも登りっぱなしの状況が堪えます…。(^^;
そして、レークライン最高地点997mに到着です。
レークラインがここまで登っているとは思っていなかったので、ホッと一息といった感じです。
ただ、ココからの裏磐梯は絶景です。
そこからは下り基調のアップダウンとなります。
しばらく下ると小野川湖のほとりに到着。ここまで来れば五色沼までもうすぐです。
ルートとしては、この後ゴールドラインを通って猪苗代湖に下る予定なので、五色沼は少し外れて寄り道をする形になるんですが、近くまで来て五色沼、正確には五色沼の一つ毘沙門沼に立ち寄らないという選択はあり得ない。
何故なら……
人が多すぎていいアングルで撮れなかったのが残念ですが、この裏磐梯と鮮やかなエメラルドグリーンをした沼の絶景です。\(^o^)/
これは必見です!
それと……
五色沼ソフトクリーム!
数年前、初めて見た時は、この色とソフトクリームなのに塩風味というのに抵抗があったんですが、実際食べてみると、目からウロコの旨さ!それ以来スイーツで塩〇〇というものにはついつい惹かれる様になりました。(笑)
塩分とカロリーを補給したら、元来た道を戻って、桧原湖の畔を少し走ったら左へ逸れてゴールドラインに入ります。
ヒルクライムらしいヒルクライムはこのゴールドラインが最後になりますが、斜度が7%~10%で、距離4.3km、獲得標高300m程のヒルクライムなので、そう大騒ぎする程の登りではないんですが、コレが何故か猛烈に辛い…。
それもそのはずで、ゴールドラインの入口の時点で約80km程の走行距離だったんですが、獲得標高はすでに2000mを優に超えていたんです…。
登っている途中で何度か足が悲鳴を上げそうになり、誤魔化しつつ登る始末…。(^^;
開けた所があまりなく、これまで走ってきたスカイラインとレークラインに比べたら景色がいいとは言えず、ここに来て、ひたすら耐えるヒルクラとなります。
紅葉の時期だと恐らく絶景となるんでしょうが…。(^^;
ひたすら耐え続けてようやく道路最高地点の八方台登山口まで到達。
この時点で、獲得標高が2500m近くまで行ってます。
距離は約150kmの内の85km程。
半分少し過ぎたぐらいか……って、アレ?帰りの新幹線に間に合うのか…?(@@;
帰りは郡山を19時過ぎに出発する新幹線を予約していたんですが、この時点で15時を過ぎており、自転車をバラして輪行袋に詰める時間を考えたら、結構、ギリギリでは…?
にわかに焦りを感じてきます…。
後はほとんど下りなので、ある程度時間に余裕ができるハズなんですが、何せ初めての走るルートなので、何があるか分からないという不安要素があります。
とりあえず、とっとと下ります。
ただ、下りは登りとはうって変わってなかなかの景色。
焦りを感じつつも、ついつい止まって写真を撮ってしまいます。(笑)
景色を眺めていると、なんか報われた気分になります。
コチラの下りはスカイラインやレークラインに比べて斜度がありますが、道が広いので下りにくさは感じません。
下り切ったら、今度は猪苗代湖へ向かいます。下り切った後、少し登りがあったので、このペースだとマズい…と焦ったんですが、程なく平坦になりました。(^^;
左を向けば磐梯山。カッコイイ山です。
水田に鏡写しになった磐梯山もいい!
そして、海の様な猪苗代湖。
景色を堪能しつつ郡山へ向かいます。
この時点で、時間的には恐らくギリギリ大丈夫な感じだったんですが、ここからが予想外で、猪苗代湖から郡山までずっと下りっぱなし!
約30kmを信号停車込みで1時間で走り切ってしまい、最終的には余裕で新幹線の時間に間に合ってしまいました。
最終的に走行距離148km、獲得標高2585mのライドとなりました。
一日中、絶景を楽しめたライドでした。
中盤までで獲得標高のほとんどを登り切ってしまったなかなかハードなライドでしたが、これまでのライドで1,2を争う程に充実したライドではないでしょうか?
今回は日帰りでしたので、猪苗代湖はほんの少ししか走れませんでしたが、裏磐梯地区に1泊して桧原湖や猪苗代湖を十分に堪能してもいいですし、西吾妻スカイバレーを走って山形へ抜けても面白いかもしれません。
山岳の絶景と言えば、渋峠、乗鞍、美ヶ原など長野がメッカと言ってもいいぐらいですが、この福島ライドも超オススメです。
駄文読んでいただきありがとうございました!